![「青空文庫」の作家、高野敦志の世界 artwork](https://is1-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Podcasts6/v4/ff/23/29/ff2329d7-b548-0738-69de-3d9230283eb8/mza_413420173950452823.jpg/100x100bb.jpg)
身延山に詣でる(5)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - September 05, 2021 03:17Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
小雨が降り出したので、先にロープウェイに乗って、奥之院の思親閣(ししんかく)に詣でることにした。そこは身延山の山頂にあたり、日蓮聖人が故郷、房州を海の彼方に眺めて、亡き父母の回向をなしたと伝えられる。 思親閣は江戸初期に前田家の寄進で建てられ、四百年近い歳月を風雨に耐えてきた。亡くなった父の菩提を弔うべく、本尊の前で回向していただいた。『法華経』の「方便品」の読経の後、お坊さんにお話をうかがった。仏は人々を救うために、さまざまな人に変身する。相手を仏のように敬うことで、社会..
小雨が降り出したので、先にロープウェイに乗って、奥之院の思親閣(ししんかく)に詣でることにした。そこは身延山の山頂にあたり、日蓮聖人が故郷、房州を海の彼方に眺めて、亡き父母の回向をなしたと伝えられる。
思親閣は江戸初期に前田家の寄進で建てられ、四百年近い歳月を風雨に耐えてきた。亡くなった父の菩提を弔うべく、本尊の前で回向していただいた。『法華経』の「方便品」の読経の後、お坊さんにお話をうかがった。仏は人々を救うために、さまざまな人に変身する。相手を仏のように敬うことで、社会を良くしていくのが『法華経』の教えであるとのこと。
雨の降りがやや強まってきた。山頂は霧に閉ざされてしまった。思親閣の裏側、見晴らし台に向かったが、靄がかかって遠くは見えない。天気がよければ、手前には早川、その先には甲府盆地から秩父山地まで見渡せるのに。この辺りは、日本列島を二分する中央構造線も走っているという。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
amzn_assoc_ad_type ="responsive_search_widget"; amzn_assoc_tracking_id ="faucon-22"; amzn_assoc_marketplace ="amazon"; amzn_assoc_region ="JP"; amzn_assoc_placement =""; amzn_assoc_search_type = "search_widget";amzn_assoc_width ="auto"; amzn_assoc_height ="auto"; amzn_assoc_default_search_category =""; amzn_assoc_default_search_key ="";amzn_assoc_theme ="light"; amzn_assoc_bg_color ="FFFFFF";
Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!