僕は決してまともなクリスチャン生活をしてきた訳でなく、右に左に外れながら、上がったり下がったりしながら、それでも神様を信じ続けて来ました。弱い自分を神様は助けて下さるだけでなく、訓練を施して、成長できるようにして下さいました。

それが一番大きな慰めと言えます。いろんな場面で、いろんな助けを受けて来ましたが、それだけではなかったのです。同じ過ちを繰り返すうちに、神様は懲らしめという名の訓練を下さいました。それは本当に辛く、苦しい体験なのですが、神様と共に歩むうちに、乗り越えさせてもらえるのです。

そして振り返ると、父なる神様としての、本当のお父さんとしての愛を見るのです。

それが分かった時、いつしかその苦しかった時は、人生のハイライトともなりました。

でも、本当はそのお父さんの愛に気づくのは、実は苦しみの中で、既に感じているのです。

辛い状態は続くけれど、その中でもがきながら、神様の愛を知るのです。

そうすると問題は問題で嫌ですが、それもまた良しというか、いつか良くなると確信が持てます。

情けないかな、問題がなければ、神様を頼ろうとしない自分なのです。

そんな事を重ねながら、今では、問題があってもなくても、神様と共に毎日を過ごすようになりました。

そしてここに辿り着けた事を、本当に感謝しています。

困った時の神頼みでなく、ただ一人の息子として、いつも神様の家で過ごしたいという感覚です。

そういう状態でいられる事が、本当に大きな慰めです。

人生で色んな失敗をして、後悔だらけの人生ですが、そこにはまた、神様の恵みと憐れみも沢山あった事を見いだすのです。



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