廃仏毀釈によって、日本の文化財の三分の二は失われた。仏教が軽視されて、神道との力関係が逆転し、神々の子孫とされた天皇への絶対服従が求められた。敵国民を殺害することを何とも思わないように、上官が兵士を殴ることが奨励された。因果応報を信じていれば、人を殺すことなどできないわけだし、すべてを平等ととらえるならば、強い者に媚びて弱い者をいじめ抜くことは、人間として卑しい行為とされるはずである。そのタブーを否定するためには、仏教をおとしめて神道を国教とする必要があったのである。 天皇..

 廃仏毀釈によって、日本の文化財の三分の二は失われた。仏教が軽視されて、神道との力関係が逆転し、神々の子孫とされた天皇への絶対服従が求められた。敵国民を殺害することを何とも思わないように、上官が兵士を殴ることが奨励された。因果応報を信じていれば、人を殺すことなどできないわけだし、すべてを平等ととらえるならば、強い者に媚びて弱い者をいじめ抜くことは、人間として卑しい行為とされるはずである。そのタブーを否定するためには、仏教をおとしめて神道を国教とする必要があったのである。
 天皇の命令がすべての価値観を凌駕するとされたので、お国のためなら、隣国を犠牲にすることも正義と信じられた。ところが、天皇はイギリス女王の臣下で、イギリス軍の陸軍元帥だったのである。この事実から目を背けるべきではない。
 憲法改正にこだわる前に、日本は実質的な独立を勝ち取らなければいけない。植民地状態のまま、憲法改正を強行すれば、日本の植民地状態は固定化され、真の独立運動でさえ、反政府運動として弾圧の対象となるのである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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