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室戸岬の霊場(1)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - July 27, 2020 18:39Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
その夜は小松島のユースホステルに泊まった。老夫婦が経営している合宿所風の建物で、「修天爵而人爵従之(天爵を修めて人爵これに従う)」(最高の品位を修めれば、地位や財産は自ずともたらされる)とか「慈悲寛大自己反省 (じひかんだいじこはんせい)」(慈しみのある広い心を持って、何かあっても他を責めずに反省する)など、格言が書かれた額が掲げてあった。 豪雨は朝になってもやまなかった。土砂降りが時折小降りとなるので、その間に名古屋から来た青年とユースホステルを出た。小松島駅から牟岐(む..
その夜は小松島のユースホステルに泊まった。老夫婦が経営している合宿所風の建物で、「修天爵而人爵従之(天爵を修めて人爵これに従う)」(最高の品位を修めれば、地位や財産は自ずともたらされる)とか「慈悲寛大自己反省 (じひかんだいじこはんせい)」(慈しみのある広い心を持って、何かあっても他を責めずに反省する)など、格言が書かれた額が掲げてあった。
豪雨は朝になってもやまなかった。土砂降りが時折小降りとなるので、その間に名古屋から来た青年とユースホステルを出た。小松島駅から牟岐(むぎ)線に乗り、甲浦(かんのうら)に向かった。
運良く先頭の座席が空いていたので、彼と一緒に並んで腰かけた。鉄道マニアにとっては特等席である。行く手に延びるレールや、待ち構えるトンネルが、こちらに迫ってくるからだ。実は彼は今で言う「撮り鉄」で、鉄道撮影が趣味だった。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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