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忍野八海を巡る(2)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - November 30, 2020 16:18Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
富士吉田駅は現在では富士山駅と名前を変えている。世界遺産指定を受けて、外国人観光客に分かりやすくしたつもりらしいが、はるか彼方の富士山の名前をつけるとは滑稽だ。富士急行は富士山五合目まで鉄道を敷設する計画を持つというが、その時にはじめて富士山と名づける意味がある。 友人と昼食を食べた後、山中湖方面の循環バスに乗った。忍野八海の辺りには、かつて忍野湖という湖が存在したという。干上がって盆地になってからも、富士山に降った雨水が湧き出て、いくつもの池を形作っている。かつての富士信..
富士吉田駅は現在では富士山駅と名前を変えている。世界遺産指定を受けて、外国人観光客に分かりやすくしたつもりらしいが、はるか彼方の富士山の名前をつけるとは滑稽だ。富士急行は富士山五合目まで鉄道を敷設する計画を持つというが、その時にはじめて富士山と名づける意味がある。
友人と昼食を食べた後、山中湖方面の循環バスに乗った。忍野八海の辺りには、かつて忍野湖という湖が存在したという。干上がって盆地になってからも、富士山に降った雨水が湧き出て、いくつもの池を形作っている。かつての富士信仰では、巡礼の対象となっていたらしい。
忍野八海のバス停で降りた。実はまだ二十代の頃に訪れている。あれから三十年も経ってしまった。その時の記憶は断片的にしか残っていない。水草のたなびく清流の脇を歩いていった。こんなに人気が乏しいことも珍しい。昇仙峡が動だとすれば、こちらは静の極致である。いろいろな池を見て回ったが、鏡池は水草で水面が覆われていた。菖蒲池は池の縁に菖蒲が生えていることから。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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