志賀原発で何が起きているのか

　能登半島の大地震で、志賀原発はどうなっているのだろうか。それについて質問された岸田首相は、無視して記者に答えなかった。能登半島全域でドローンを飛ばすことが禁止され、志賀原発がどうなっているか、ニュースを見ているだけではよくわからない。
　大地震発生後、志賀原発にも津波が押し寄せたとされる。外部電源を喪失し、内部の電源で冷やしているらしい。使用済み燃料のプールの水があふれ、冷却ポンプが一時停止した。さらに、変圧器付近で爆発が起こり、冷却をする配管が壊れたせいで、大量の油が漏れ出している。だとすると、たとえ電源は確保されていても、使用済み燃料が十分に冷却されていない恐れがある。ブルーシートがかかっている所が、破壊された変圧器である。
https://x.com/EARTH_SHAKER_77/status/1744478271696515249?s=20
　能登半島では強い余震が続き、震度７クラスの大地震が、再び襲う恐れがある。余震の震源域が佐渡方面まで広がってきており、破壊された断層の長さを考えると、マグニチュード８程度のひずみが、まだたまっている恐れがある。半島の北側の海岸では、大地震発生後、最大４メートルも海底が隆起し、海岸が沖に移動してしまっている。仮に隆起が志賀原発にまで達しているとしたら、建物自体が大きなダメージを受けていることになる。
https://x.com/yoritaka_o/status/1744245693789958515?s=20
　信じがたいことだが、志賀原発は複数の断層の上に建っている。更なる大地震で真下の断層が動いたら、重大な原発事故を引き起こし、京都や大阪、名古屋は居住不能になるだろう。
https://x.com/Trilliana_x/status/1744033005939908863?s=20
　日本政府は原発の現状を、マスコミを通してきちんと説明すべきである。隠そうとするからこそ、国民の方も疑心暗鬼になるのだ。万一、危機的状況を隠したまま破局的な事故が発生した場合、日本には原発を安全に管理する能力がないとされて、国連の信託統治領にする決議がなされかねない。

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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