目白台の田中角榮邸が炎上

　元首相の田中角榮は、日本列島改造論を出し、全国を新幹線や高速道路、本州四国連絡橋で結ぶ現代の交通網の基盤を立案した。また、アメリカに先立って、日中国交回復を実現した。これがアメリカの逆鱗に触れ、ロッキード事件による逮捕と失脚につながったとも言われる。
https://x.com/toshiyuki0029/status/1744346561189220707?s=20
　現在では日本のために働いた数少ない日本の首相として、再評価する声が上がっている。田中派の多くは自民党を離れ、羽田孜や小沢一郎は民主党の一役を担うこととなった。日本人を豊かにした自民党は、保身のために国を売る政党に変質してしまった。
　角榮の娘田中眞紀子氏は、女性ではじめて外務大臣を務め、歯に衣着せぬ物言いが人気を集めた。最近も国会議員がいかに多くの金をもらっているか暴露した。自民党安倍派の裏金問題が俎上に上がっているだけに、国民の共感を呼ぶことになった。
https://twitter.com/i/status/1741616125530841246
さらに、政権交代の重要性を唱え、政権交代を繰り返してこそ、二大政党制は機能していくとも述べ、若者に対し政治参加を訴えた。
https://x.com/mjikichi/status/1744287019747139872?s=20
　ところが、１月８日文京区目白台の田中角榮邸から出火し、二階建の住宅が全焼し、南側の雑木林まで延焼した。目白御殿と呼ばれた田中角榮邸には、角榮氏生前には多くの政治家が集まり、日本の政治の中枢にもなっていた。出火当時は眞紀子氏や夫の直紀元防衛大臣らがいた。眞紀子氏によると、仏壇の線香の火を消し忘れたのが、火事の原因ということだった。
https://x.com/sputnik_jp/status/1744257671757230394?s=20
　ただ、仏壇のロウソクの火を消し忘れたら、火事になる恐れがあるが、線香の火はつけっぱなしにするもので、線香の火だけでは畳が焦げるぐらいだろう。眞紀子氏の発言に対するＤＳ（ディープステイト・闇の政府）側からの報復、または口封じのためではないかという声が広がっている。
　田中角榮邸の炎上が、線香の消し忘れによる失火か、テロ集団による放火かは、今のところ明らかになっていないが、このニュースで思い出すのが、元自民党幹事長の加藤紘一邸放火事件である。小泉純一郎首相の靖国参拝を批判したことが、加藤紘一邸放火の動機だとされた。

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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