川崎市川崎区と横浜市鶴見区にまたがる人工島が扇島である。京浜運河を掘ったときの土砂が堆積して浅瀬となったところを、埋め立てたもので、昭和30年代には扇島海水浴場もあった。 以前は出入りの制限はなく、バスに乗って海底トンネルをくぐり、一般人でも扇島に渡ることができた。ところが、テロ防止という観点から、現在では一般人の立ち入りや写真撮影が禁止されている。港湾施設を撮影すると逮捕されるのは、戦前の日本や中国、北朝鮮の話ばかりと思っていたが。 ここにある製鉄所は2023年には閉鎖さ..

 川崎市川崎区と横浜市鶴見区にまたがる人工島が扇島である。京浜運河を掘ったときの土砂が堆積して浅瀬となったところを、埋め立てたもので、昭和30年代には扇島海水浴場もあった。
 以前は出入りの制限はなく、バスに乗って海底トンネルをくぐり、一般人でも扇島に渡ることができた。ところが、テロ防止という観点から、現在では一般人の立ち入りや写真撮影が禁止されている。港湾施設を撮影すると逮捕されるのは、戦前の日本や中国、北朝鮮の話ばかりと思っていたが。
 ここにある製鉄所は2023年には閉鎖されて無人になるが、そこに約1000匹の猫が暮らしている。会社側は動物愛護団体の猫保護には消極的で、立入禁止の姿勢を崩していないという。交渉の末、現在は会社側が餌やりを行っているが、餌の量が圧倒的に少なく、寒さの中で餓死の危険にさらされている。
 扇島から人の姿が消えた後は、猫たちも放置されて大量に餓死することになりかねない。立入禁止に固執するのは、会社側の理由というより、テロ防止という行政側の都合によるものだろう。それならば、動物愛護の観点から、川崎市や横浜市の職員が企業側と交渉し、置き去りにされて餓死の運命にある猫たちの救出に、乗り出すべきではないだろうか。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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