僕は日記やブログを書くときは、QXエディタを使っている。とても軽いので、数百ページに及ぶような文章でも瞬時に開ける。縦書きにも対応している。ただ、漢字の異体字や中国語の簡体字は表示できないが。 小説やエッセイを書くときは、一太郎を利用している。字数と行数を設定すれば、ルビの設定を自動でしてくれるし、ルビを《》つきの表記に変えたり、《》つきの表記をルビに戻したりも。論文などはワードで入稿せよと要求されることがある。その場合も一太郎で指定の字数と行数を設定し、保存をワード形式に..

 僕は日記やブログを書くときは、QXエディタを使っている。とても軽いので、数百ページに及ぶような文章でも瞬時に開ける。縦書きにも対応している。ただ、漢字の異体字や中国語の簡体字は表示できないが。
 小説やエッセイを書くときは、一太郎を利用している。字数と行数を設定すれば、ルビの設定を自動でしてくれるし、ルビを《》つきの表記に変えたり、《》つきの表記をルビに戻したりも。論文などはワードで入稿せよと要求されることがある。その場合も一太郎で指定の字数と行数を設定し、保存をワード形式にすればいい。研究論文の場合、ルビをつけることはまれなので、ワードで開き直してレイアウトを微調整すればいい。
 投稿する場合には、一太郎で書いてpdfに変換して、コンビニで印刷している。これならワードを使う必要はないわけだが、字数が指定されていて、ワードのファイルをオンラインで送信するように求めてくる場合がある。ワードのファイルなら、入賞した作品を入力し直す手間が省けるからだろう。
 ただ、ワードで書く場合にネックとなるのは、ルビの調整を自分でしなければならないという点である。デフォルトでは、ルビを付けると行間がずれてしまい、非常に見栄えが悪くなる。フォントの大きさと行数を大まかに決めたら、ルビをつけてもきちんと表示されるように、行間を固定値で指定しなければならない。その際、最初に字数や行数を指定していても、行間を固定値にする段階で、勝手に変更されてしまうのだ。余白を調整し直しても、字数と行数は希望する数値になかなかならない。
 投稿する場合には、字数と行数が指定されていたり、四百字詰め原稿用紙換算で何枚か表示しなければならなかったりする。そのため、一枚の字数を四百字詰め原稿用紙の一枚から三枚と、切りのいい数字にしたいのであるが、ルビをつけたワード原稿では、それがうまくいかないのである。ただ、字数のみが指定されているのであれば、字数と行数にこだわらずに、ルビ付きの行間を程好い固定値に指定すればいい。
 ルビを一切使わないのなら、ワードで原稿を書くのも問題がない。ルビを付けた途端に、レイアウトが崩れて、見栄えのする表示にするのに一苦労するのである。
 テキストファイルでの送信が可能な場合でも、ワードで作成した方が無難である。相手が開いた場合に、横書きで表示されるのを防ぐためである。QXエディタなど、縦書き可能な特殊なエディタを使っている人は、ごく少数派だからである。

 QXエディタ
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