ニコラ・テスラによれば、死は幻想に過ぎず、死が存在しないことを知れば、死の恐怖も消えるという。今までに死んだ人はいない。死は意識が光へ変化することなのである。それは不死鳥が灰からよみがえるのに似ている。 こうした超越への鍵は、人間のエネルギーが保存されるという点にある。光の粒子は死によって縛られることなく、原初の状態に戻り、宇宙に行き渡る天上のエネルギーと一つになるのである。 各自の内部に潜む光は、我々を宇宙に結び付ける永遠の炎の火花である。不死を探究するテスラは、肉体の限..

 ニコラ・テスラによれば、死は幻想に過ぎず、死が存在しないことを知れば、死の恐怖も消えるという。今までに死んだ人はいない。死は意識が光へ変化することなのである。それは不死鳥が灰からよみがえるのに似ている。
 こうした超越への鍵は、人間のエネルギーが保存されるという点にある。光の粒子は死によって縛られることなく、原初の状態に戻り、宇宙に行き渡る天上のエネルギーと一つになるのである。
 各自の内部に潜む光は、我々を宇宙に結び付ける永遠の炎の火花である。不死を探究するテスラは、肉体の限界を越えて、永遠の命を理解していたキリストなどに言及している。死とされるものは、高次の存在への入口なのである。死とは終わりではなく、むしろ始まりなのだ。我々の内なる光を理解することで、死という幻想を乗り越え、限りない可能性に目覚めるのである。
 すべては光である。テスラはアインシュタインの相対性理論が、エネルギーとしてのエーテルを捨てた点を批判している。真空は存在せず、すべてはエネルギーだと言うのである。
 肉体を健康にして、精神を向上させるために、松果腺をどのように目覚めさせたらいいのか。人類はいまだ、偉大なもの、善なるものへの心構えができていない。大地の内部には喜び、平和、愛といったエネルギーがある。大地で生長する花や食べ物は、大地のエネルギーが発現されたものなのだ。バラの美しさや香りは薬として、太陽光線は食べ物の代わりとして使えるのである。
 大地の飢えを養う星や地上のエネルギーは、何なのだろうか。悪や人生の苦しみをなくすにはどうしたらいいのか。光を越えるものが宇宙に存在するのだろうか。銀河の中心には、リンゴほどの大きさで、太陽系ほどの密度のある星が光を発している。
 テスラは空を飛ぶ飛行機やミサイルより、意識に翼を取り戻すことを教えたいと思っている。また、大気の中に含まれるエネルギーを目覚めさせたいのだ。空っぽとされる空間は、目覚めていない物質の表れに過ぎないのだから。
 この星にも宇宙にも、空っぽの空間は存在しない。天文学者が言うブラックホールの中は、エネルギーと生命の最も力強い源である。最初にエネルギーがあるからこそ、物質が存在するのだ。物質は光の限りない表れの一つである。
 第一に理解不能な根源があり、第二に、闇の広がりがあり、その不可解なものが、光に姿を変えたのである。第三に、光は物質となる。始まりもなく終わりもない。先の三つの法則が生じて、創造は永遠に続く。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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