道後温泉にふさわしくないと友人が言った。修復工事をしているらしいので、本館は覆いの中にあるのだろう。隙間から建物の一部が覗けた。正面だけは木造の姿が見えたが、神の湯には入れないらしい。若い頃に体験した風呂も、最上階のお休みどころも、覆いに囲まれているというわけだ。やむをえず、道後温泉の新館に行ってみることにした。 右側には椿の湯、左側には飛鳥乃温泉があった。どちらがいいか迷ったが、本館同様にお休みどころがある飛鳥乃温泉に入ってみることにした。 まず、二階の大広間休憩室に案内..

 道後温泉にふさわしくないと友人が言った。修復工事をしているらしいので、本館は覆いの中にあるのだろう。隙間から建物の一部が覗けた。正面だけは木造の姿が見えたが、神の湯には入れないらしい。若い頃に体験した風呂も、最上階のお休みどころも、覆いに囲まれているというわけだ。やむをえず、道後温泉の新館に行ってみることにした。
 右側には椿の湯、左側には飛鳥乃温泉があった。どちらがいいか迷ったが、本館同様にお休みどころがある飛鳥乃温泉に入ってみることにした。
 まず、二階の大広間休憩室に案内してもらった。そこで説明を受けて、浴衣と帯を受け取った。貴重品のみ袋に入れて、下の階で着替えることにした。
 温泉は二槽あった。一つは結構熱かった。石鎚山を描いた壁画には、プロジェクション・マッピングの技術が用いられ、季節の移ろいや夕日が映し出された。アルカリ性で肌はすべすべになったが。もう一つは外気が入ってきたので、湯加減はちょうど良かったが、狭くて人数があまり入れない。時間が押していたので、ほどほどで出て、上の階の大広間休憩室に入った。浴衣姿でつばき花餅を食べた。冷たい緑茶はおかわりさせてもらった。(つづく)


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