雑誌『公募ガイド』12月号の特集は、ずばり「文学賞を獲って作家になる!」である。「獲る」という漢字を使っているところ、獲物を狩猟するみたいに感じるが。小説のジャンルと文学賞の傾向、執筆における注意事項などが、要領よくまとまっている。 やはり、強烈な個性と熱いものが感じられるかが、受賞できるかどうかの鍵だろう。有名な文学賞は、二千倍の競争率だから、若くて才能がなければ、最終選考まで残らない。僕は若い頃、地方の某文学賞を取ったが、それからが続かない。何度出してもうまくいかない。..

 雑誌『公募ガイド』12月号の特集は、ずばり「文学賞を獲って作家になる!」である。「獲る」という漢字を使っているところ、獲物を狩猟するみたいに感じるが。小説のジャンルと文学賞の傾向、執筆における注意事項などが、要領よくまとまっている。
 やはり、強烈な個性と熱いものが感じられるかが、受賞できるかどうかの鍵だろう。有名な文学賞は、二千倍の競争率だから、若くて才能がなければ、最終選考まで残らない。僕は若い頃、地方の某文学賞を取ったが、それからが続かない。何度出してもうまくいかない。その頃はまだ、小説を書く方法を十分に理解していなかった。
 そこで、大学院で小説の表現を研究した。研究を始めたら、論文を書くのに追われて、二十年経ってしまった。その間、全く創作していなかったわけではないが。文学賞の落選が続いたのに懲りて、ブログとpodcastを始めたら、結構読んでもらえるようになった。文章を書く練習にもなったのだが、エッセイが中心となった。今度はブログとpodcastに時間を費やしすぎて、小説を書く時間がなくなった。
 気がついたら、もう初老の年になってしまった。大手の出版社は若手の才能の発掘を目指しているから、当面は地方の文学賞を狙っていくしかないと思っている。
 頭が切れる仲間がいないと、どうしたらいいか分からなくなる。作家は実際に創作をしてきた人だから、生の声を聞くというのは非常に参考になる。機会があれば、つてを頼って知り合い、書くためのコツを教えてもらうことだ。それができない場合は、『公募ガイド』に書かれた作家のアドバイスを参考にするのも手だろう。僕が今まで読んだ創作法の本で最良と感じたのは、木村毅の『小説研究十六講』である。松本清張はこれに学んで作家となった。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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