[児童書]久保田香里作　坂口友佳子絵『やくやもしおの百人一首』〜１月「今月のオススメ児童書」Navi:藤木優子

新年明けましておめでとうございます。2024年1月の「今月のオススメ児童書」は1月1日（月）の週より火曜・木曜・土曜の隔週１５分番組でお届けしています。本年もさくらラジオ、そして「今月のオススメ児童書・絵本」番組をどうぞ宜しくお願い致します。

１月のオススメ児童書（Navi:藤木優子）は久保田香里作　坂口友佳子絵『やくやもしおの百人一首』（くもん出版）です。百人一首かるたの下の句の札で主人公の「やくやもしほのみもこかれつつ」が、行方不明になった上の句の札「こぬ人をまつほの浦の夕なぎに 」を探しに８００年前の鎌倉時代にワープし、人間の女の子になってその時代に生きる様々な人達と交流をしていく奇想天外の古典文学ファンタジーです。平安の貴族の世から鎌倉の武士の世へと移りゆく歴史上の大きな転換期を背景に、大変興味深く描かれています。番組の終わりには作者の久保田香里さんからさくらラジオリスナーさんへ頂いたお手紙もご紹介！！どうぞお楽しみに。