理研CBSの中島美保さん(@mihonakajima)がゲスト。大学院時代とポスドク時代の仕事の背景、それらを踏まえたCell Typeに関する議論、特定の高次機能を問うためのTailor-made行動試験の作り方、などを伺いました (8/17, 9/10 収録)


Show Notes:

認知分散処理研究チームHP
中島さん業績集
Nat Heintzラボ
オキシトシンに反応するmPFCニューロンのメス性行動への影響…のお仕事
BAC Tgの基礎を作ったHeintzたちの仕事 in 1997
BAC トランスジェニックの神経科学への応用を解説した2001年のレビュー
Michael Halassaラボ
Halassaラボでの注意機能による感覚選択を司る脳回路、のお仕事
その自閉症モデルでの状態と緩和方法探索、のお仕事
イアン・シュミット
GENSATの論文
TRAP :ここではTranslating Ribosome Affinity Purification (TRAP) のこと。その1 その2
Parafascicular nucleus: 束傍核。Striatumによく投射する
TRN: Thalamic Reticular Nucleus 皮質とThalamusを繋ぐ抑制性ニューロンの核。最近印象的だったGuoping Fenの仕事とか
マット:Matt Wilson
State-dependentなTRNの論文
イアンが最初に立ち上げた行動
中島さんが神経回路学会に載せていた行動実験に関する日本語レビュー
Earl Millerラボ
MD(mediodorsal thalamus)の仕事
b2bになっている Guo/Inagakiの仕事 (ALMに対応するthalamusは”VM/VAL”)
Pulvinar視床枕。ヒトでの機能的な示唆については、これとか
Guoping Feng
2016年のプロジェクト
PPC:posterior parietal cortex
NeuroRadioのCell Type 回
KarelとSvobodaとCallawayのレビュー
Hongkuiのレビュー

Editorial Notes:

今回は貴重な機会を頂きありがとうございました!本当に長々と申し訳ないです。お二人とも話が非常に明快で一瞬で重要なポイントをついてくるので、勉強になりました。これからの更なるご活躍が楽しみです!私は日本語も英語も結構間違えてて反省!(汗)エレベーターピッチの練習しないと。これからも人間の行動に迫っていきたい思うので乞うご期待!(中島)
ブザキとかは心理学で先に定義された用語に神経活動を後から対応付けることに否定的な主張をしていますが(それも一理あるとは思いますが)、今回の話を聞いて、やっぱ行動心理学をちゃんと勉強した方が色々とやりようがありそうだよな~、と思いました(脇)
常々、研究者として一番大事な能力の一つはresilienceだと思っていますが、度々苦境に立たされつつも、その度にいい仕事をいい論文に仕上げてくるスタイルに大変刺激を受けます!(萩)


Twitter Mentions