上皇ご夫妻結婚65年　上皇さまはチェロのレッスン再開、美智子さまのピアノ楽譜めくる「素敵な光景」も

「上皇ご夫妻結婚65年　上皇さまはチェロのレッスン再開、美智子さまのピアノ楽譜めくる「素敵な光景」も」　上皇ご夫妻は10日、結婚から65年となる「ブルースターサファイア婚」を迎えられた。FNNは、変わることのないおふたりの関係を知る上皇さまの先生を独自取材した。才能教育研究会・寺田義彦さん「気遣いをいつもされて、自然な感じで、心が温まる風景を拝見しております」長野・軽井沢町のテニスコートで始まった恋。1959年4月10日に結婚され、この日行われたパレードには約53万人が沿道に駆けつけ祝福した。この日から、きょうで65年。現在、上皇さまは90歳。上皇后・美智子さまも2024年に90歳となられる。毎日同じ時間に起きて、同じ本を一緒に音読するなど、規則正しい生活を送られている。そんな生活の中で時折楽しまれているのが、音楽のひととき。上皇さまは、長年続けてきたチェロのレッスンをコロナ禍で2年間中断したが、現在も月2回ほど受けられているという。レッスンを担当する寺田さんは、レッスンを再開された際のエピソードを明かした。才能教育研究会・寺田義彦さん「約2年近く（チェロに）お触れになっていないので、前の曲を弾いて、うれしいことにですね、『体が覚えているんですね』とおっしゃっるんですね。楽譜がよく見えないときでも『指が先に動く』とおっしゃっていた」また時々、美智子さまが寺田さんのチェロに合わせてピアノを弾かれることもあるという。才能教育研究会・寺田義彦さん「（2人の演奏を）上皇さまが離れたいすで静かに聞いている。（美智子さまの）伴奏のページ数が多いと（上皇さまが）そーっと立ち上がって、静かに上皇后さまの後ろに立って、（楽譜の）ページをめくるんですね。もうそれがすてきな光景なんです」音楽に親しむ心豊かな時間。上皇ご夫妻について、側近は「心身ともにお互いを支え合って、本当に穏やかな日常を送られている」と話している。