Previous Episode: 独裁者と御用学者

 今までの社会運動は、デモや演説など、屋外で行われることが多かった。SNSで社会批判を行っても、本人の自己満足で終わると、一般には考えられてきた。 ところが、新型コロナウイルスで、人々が自宅にこもることを余儀なくされ、経済活動が停滞すると、さまざまな社会の矛盾に、目が向けられるようになった。政治なんか他人事のように感じていた人々も、外出を制限され、給与が減ったり、失職したりした。経営者側も、会社や店の存続を危ぶむようになった。政権に好意的だった芸能界も、興行収入の大半を失い、..

 今までの社会運動は、デモや演説など、屋外で行われることが多かった。SNSで社会批判を行っても、本人の自己満足で終わると、一般には考えられてきた。
 ところが、新型コロナウイルスで、人々が自宅にこもることを余儀なくされ、経済活動が停滞すると、さまざまな社会の矛盾に、目が向けられるようになった。政治なんか他人事のように感じていた人々も、外出を制限され、給与が減ったり、失職したりした。経営者側も、会社や店の存続を危ぶむようになった。政権に好意的だった芸能界も、興行収入の大半を失い、堂々と批判を述べるようになった。
 国民全体の現状への不満は、SNSを通して爆発するようになった。新型コロナウイルスへの対応ができず、保身に走る政権に対して、猛烈な抗議が行われたのである。それが国民一人あたり十万円の支給と、検察庁法改正の今国会での成立阻止につながったである。政権側はSNSの声を無視しきれなくなっている。与党議員の結束も崩れはじめ、浮き足立っている。
 国民にとっては、上記の二つの要求は成功体験となった。他人の目を気にして口をつぐんでいては、自分や家族の命も守れず、明日の生活も難しいことに、ようやく国民が目覚めたのである。今後は日本人も自己の考えを述べることをためらわず、共感した意見を積極的に拡散することで、日本を日本人の手に取り戻すための運動を、加速していく必要がある。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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