![「青空文庫」の作家、高野敦志の世界 artwork](https://is1-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Podcasts6/v4/ff/23/29/ff2329d7-b548-0738-69de-3d9230283eb8/mza_413420173950452823.jpg/100x100bb.jpg)
十六歳の修学旅行(12)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - October 17, 2020 17:53Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
午前十時に琴平に着いた。金刀比羅宮の階段の下まで来た。本宮までは786段もあるとのこと。案内人のおじさんによると、一段だけ違う段があるそうだ。それを見つけた人は運が開けるという話だった。 担任のK先生はそれを見つけた。上りは786段なのに、下りだけ一段少なくしてある。786が「悩む」に通じるので、帰りは一段少なくして「悩みを落とす」のだそうだ。 上れど上れど石段は続く。ようやく金刀比羅宮本宮にたどり着いた。さらに先には奥宮があるのだが。息をついて本殿に参拝すると、神社だとい..
午前十時に琴平に着いた。金刀比羅宮の階段の下まで来た。本宮までは786段もあるとのこと。案内人のおじさんによると、一段だけ違う段があるそうだ。それを見つけた人は運が開けるという話だった。
担任のK先生はそれを見つけた。上りは786段なのに、下りだけ一段少なくしてある。786が「悩む」に通じるので、帰りは一段少なくして「悩みを落とす」のだそうだ。
上れど上れど石段は続く。ようやく金刀比羅宮本宮にたどり着いた。さらに先には奥宮があるのだが。息をついて本殿に参拝すると、神社だというのに造りがお寺の本堂のように見える。それもそのはずで、江戸時代までは神仏混合の寺院で、「金毘羅船船」で謡われた金毘羅大権現が祀られていた。。
高校生の頃は、廃仏毀釈のことはよく知らなかった。明治の初めの神仏分離令で、真言宗象頭山松尾寺は廃寺となり、金刀比羅宮という神社に改変された。金毘羅大権現は難を逃れて北海道に渡り、小樽市の金毘羅大本院に祀られている。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
amzn_assoc_ad_type ="responsive_search_widget"; amzn_assoc_tracking_id ="faucon-22"; amzn_assoc_marketplace ="amazon"; amzn_assoc_region ="JP"; amzn_assoc_placement =""; amzn_assoc_search_type = "search_widget";amzn_assoc_width ="auto"; amzn_assoc_height ="auto"; amzn_assoc_default_search_category =""; amzn_assoc_default_search_key ="";amzn_assoc_theme ="light"; amzn_assoc_bg_color ="FFFFFF";