新型コロナウイルスの大流行により、首都圏の大学では、前期はオンライン授業を行う場合が増えている。オンライン授業の方法としては、1講義資料と課題提示だけでは、昔の通信教育のようで不十分である。2リアルタイム配信が対面授業に近い形で、双方向でのコミュニケーションが図れるので、理想に近いと言えよう。ただし、古いパソコンでは不具合が生じる恐れがある。ブラウザによって、操作がうまくいかない場合がある。パソコンを持たない学生もおり、スマホではリンクをたどることさえ容易ではなく、授業時間..

 新型コロナウイルスの大流行により、首都圏の大学では、前期はオンライン授業を行う場合が増えている。オンライン授業の方法としては、1講義資料と課題提示だけでは、昔の通信教育のようで不十分である。2リアルタイム配信が対面授業に近い形で、双方向でのコミュニケーションが図れるので、理想に近いと言えよう。ただし、古いパソコンでは不具合が生じる恐れがある。ブラウザによって、操作がうまくいかない場合がある。パソコンを持たない学生もおり、スマホではリンクをたどることさえ容易ではなく、授業時間にアクセスしようとして、失敗する場合が考えられる。また、学生側もウェブカメラとマイクの設定をする必要があり、機械操作の苦手な学生の場合、途方に暮れてしまう恐れがある。
 そう考えると、3オンデマンドによる動画配信が、すべての登録学生が容易にアクセスでき、家族でパソコンを共有している場合なども、空いている時間に試聴できるので、授業を聞き漏らすという恐れがなく、現状では問題が少ない方法だと言える。
 実際の動画作成では、使用するソフトウェアを大学側が一括して購入し、教員は無料で使用できるようになっている。EverLecというソフトウェアは操作がやさしい。画面に授業で使用する自作の資料をpdfで映し、要点に関してはPowerPointで表示する。教員の顔は左下に現れるようになっている。
 ここで注意しなければならないのは、対面授業とは異なり、書籍の一部をコピーして、pdfで配布してはならないということである。学校の対面授業では許されている特例が、ネットでは著作権法違反とされるためである。
 これだけでも、コンピューターに疎い教員には負担が大きいが、大学によってはMoodleというシステムを採用している。非常に良く設計されているのだが、使いこなすのがこれまた難しい。操作を間違えてしまうと、学生との間のトラブルに発展する恐れがある。
 教員の側で操作が難しいということは、大学に入学したばかりで、スマホしか触ってこなかった学生には、さらにハードルが高いということである。そこで、トラブルを回避するために、習熟するまでは基本的機能以外は使わない方が賢明である。課題の提出は、メールに添付ファイルで送らせればいい。教師が努力すべきなのは、どんな講義内容をオンラインで配信するかであって、複雑な管理システムを使いこなすのは、二の次だからである。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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