ニコラ・テスラの宇宙観（１）

　ニコラ・テスラはこの星が惑星ではなく、テスラコイルであり、膨大な電気を帯びていることを示唆した。それを取り出す方法も知っていた。化石燃料を燃やさなくても、エネルギーはフリーで手に入るのである。
　星というと、球形をしているというのは、我々が刷り込まれた先入観である。ニコラ・テスラは、地球と呼ばれるこの星に、領域とか箱庭とかいう言葉を使っている。円盤と言った方がイメージしやすいだろう。
　学校で教えられた太陽系とか銀河系といった知識を、いったんエポケーしなければ、ニコラ・テスラの宇宙観は理解できないだろう。旧約聖書の創世紀に書かれていること、中世までの人間が信じていた天動説の方が、むしろ真実に近いというのである。
　我々が地球と呼んでいるのは、北極を中心として、周辺を氷の壁で囲まれ、全体を天蓋（ドーム）で囲まれた半球の世界である。国連のシンボルマークが、この世界の陸地と海の形を示している。南極と呼ばれているものは、実はこの世界を取り囲む氷の壁のことである。太陽と月は天蓋の内部で、テスラコイルである円盤が発する膨大なエネルギーにより、磁気を帯びて浮上し、規則的な運動をしている。太陽はプラスのエネルギーで物質を熱するのに対し、月（太陰）はマイナスのエネルギーで、物質の温度を下げる。オーロラは北極から噴き出したエネルギーが、天蓋の内側に広がる現象らしい。（つづく）

天動説のモデル
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