母の葬儀
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - January 04, 2023 17:43Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
エンバーミングのおかげで、母の顔は十歳以上若返って見えた。蒲団に寝かせていたので、まだ生きていて、眠っているだけのようだった。ただ、棺に収められ花で包まれた顔を見て、母の死を実感した。 最近の火葬は火力が強くなっているようだ。四半世紀前の父の場合は、骨の多くが原形をとどめていたが、母の場合は多くの骨が燃え尽きてしまった。男性と女性では、骨の量も違うのだろうが。 亡くなってから九日目に荼毘に付したわけだが、その間、母が好きだったクラシック音楽を思う存分聴かせてあげた。とりわけ..
エンバーミングのおかげで、母の顔は十歳以上若返って見えた。蒲団に寝かせていたので、まだ生きていて、眠っているだけのようだった。ただ、棺に収められ花で包まれた顔を見て、母の死を実感した。
最近の火葬は火力が強くなっているようだ。四半世紀前の父の場合は、骨の多くが原形をとどめていたが、母の場合は多くの骨が燃え尽きてしまった。男性と女性では、骨の量も違うのだろうが。
亡くなってから九日目に荼毘に付したわけだが、その間、母が好きだったクラシック音楽を思う存分聴かせてあげた。とりわけ、合唱団で歌っていたベートーベンの第九は繰り返し。火葬場の予約がいっぱいで、葬儀が年内にできなかったのはショックだったが、母に正月までうちにいてもらい、十分に名残を惜しむことができたので、かえって良かったと思う。
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