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弥彦山から佐渡を望む(6)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - June 24, 2024 16:27Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
万代橋に向かっていた。今日泊まるホテルオークラは、信濃川の向こう岸にある。以前、写真で見たとき、河口近くの信濃川は、中国の河川みたいに幅が広いと感じた。でも、正面にホテルが見えたとき、意外に川幅は狭い気がした。ところが、いざ川岸に来ると、信濃川の川幅と水量に圧倒された。岸は垂直に落ちており、だぶんだぶんという水音が聞こえる。それだけ深いんだろう。「多摩川が洪水になったときみたいだね」と友人が言った。たしかに、平時でも広い川幅全体に水が満ちている。海水が入り交じって汽水になっ..
万代橋に向かっていた。今日泊まるホテルオークラは、信濃川の向こう岸にある。以前、写真で見たとき、河口近くの信濃川は、中国の河川みたいに幅が広いと感じた。でも、正面にホテルが見えたとき、意外に川幅は狭い気がした。ところが、いざ川岸に来ると、信濃川の川幅と水量に圧倒された。岸は垂直に落ちており、だぶんだぶんという水音が聞こえる。それだけ深いんだろう。
「多摩川が洪水になったときみたいだね」と友人が言った。たしかに、平時でも広い川幅全体に水が満ちている。海水が入り交じって汽水になっているのだろう。橋の欄干に近づくと、膨大な水に吸いこまれそうで恐ろしくなる。
橋の上をかなり歩いたのだが、まだ三分の一ほどしか進んでいない。渡りきるのに徒歩で五分はかかった。欄干の手前には、市民が競い合って並べたチューリップのプランターが置かれている。赤白黄色だけではない。赤と白の入り交じった花びらとか、紫色とか見たことがない花が咲き揃っていた。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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