竜門峡は水量が豊かで、谷全体に滝音が轟いているのだが、林の陰になって水面が見えにくい。当日は水が濁っていたが、これは前日に雨が降ったことが関係している。そのせいか、滑りやすい所もあった。紅葉の頃に訪れれば、いい写真も撮れたのだろうが。午後三時過ぎに、竜門峡の上に出たので、入口から一時間半強で巡ったことになる。 実際に行く場合は、足場が良くない所が多いので、登山靴が必須である。岩や木につかまらなければ、前に進むのが困難な場所もあり、軍手も用意しておいた方がいい。老人や子供、登..

 竜門峡は水量が豊かで、谷全体に滝音が轟いているのだが、林の陰になって水面が見えにくい。当日は水が濁っていたが、これは前日に雨が降ったことが関係している。そのせいか、滑りやすい所もあった。紅葉の頃に訪れれば、いい写真も撮れたのだろうが。午後三時過ぎに、竜門峡の上に出たので、入口から一時間半強で巡ったことになる。
 実際に行く場合は、足場が良くない所が多いので、登山靴が必須である。岩や木につかまらなければ、前に進むのが困難な場所もあり、軍手も用意しておいた方がいい。老人や子供、登山が好きではない女性にはお勧めできない。

 ようやく自動車道の所まで登りきった。上には天目山栖雲寺(せいうんじ)という臨済宗の寺がある。元で学んだ禅僧業海本浄の開基である。武田勝頼が自刃するのに目指した寺だとされる。人気はほとんどなかった。雨が降りそうだったので、本堂に参拝しただけだった。申し込めば、座禅体験などもできるらしい。
 実は、本堂の裏手に巨岩が並ぶ石庭がある。石庭というと、その前で座禅をしたり、目で見て鑑賞することを思い浮かべるが、栖雲寺の場合は、岩の上に座して、石庭の中にあって体験するようになっている。本来なら、ゆっくり拝観すべき所だったのである。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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