フッ素の入っていない練り歯磨き

　練り歯磨きには、大抵フッ素が入っている。フッ素は虫歯予防効果があるとされ、国によっては水道水にも入れられているが、実は神経毒である。ナチスは囚人にフッ素入りの水を飲ませ、抵抗力をそいでいたという。
　フッ素は虫歯を防ぐというが、その効果は限定的である。それよりも、神経毒が認知症を引き起こす恐れがある。霊性を発揮させる松果腺の働きを鈍らせ、国民を奴隷状態にとどめるには、定期的にフッ素を摂取させる必要があるのだろう。
　数種類の練り歯磨きを調べたところ、すべてにフッ素が含まれていた。それ以外に薬効成分として殺菌剤も添加されている。これもまた、人体に無害とは言えないだろう。この種の練り歯磨きを使っても、葉の黄ばみは取れないし、少しでも磨き方がよくなければ、歯茎から出血してしまう。
　昨日、近所の薬屋でフッ素が入っていない練り歯磨きを見つけた。成分は炭酸カルシウム、ソルビトール（糖アルコール）、塩化ナトリウム、シリカ（二酸化ケイ素）、炭酸水素ナトリウム（重曹）、石鹸、ベントナイト（弱アルカリ性粘土岩）、セルロースガム（増粘剤）など、自然な物でできている。
　実際に、歯を磨いてみて驚いた。一応歯の汚れを落としたと思ったが、いつまでも茶やコーヒーなどの染みが、面白いように取れてくる。歯全体を一回丁寧に磨いただけなのに、歯科で歯垢を取ってもらった時のように、歯が真っ白で艶も出てきた。天然の素材中心の練り歯磨きで、これだけきれいになるのには驚いた。もうフッ素入りや殺菌剤入りの歯磨きとはおさらばである。今回使用したのは、株式会社石澤研究所の「重曹つるつるハミガキ」である。

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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