途中ずいぶん細い側道を通っていった。笛吹川をさかのぼっていくと、岩を積み上げた広瀬ダムが見えてきた。昇仙峡の荒川ダムと同じロックフィルダムである。西沢渓谷はさらに上流にある。 所要時間はちょうど一時間。十一時半前には西沢渓谷入口に到着した。終点まで乗ってきたのは、僕たちを除けば、家族連れの一組だけ。昨日は雨が降っていたから、こんなにいい天気になるとは思わなかったんだろう。 西沢渓谷は千メートルを超える高地にある。冬期は閉鎖されているのだが、落石による橋の損傷で、長らく通行止..

 途中ずいぶん細い側道を通っていった。笛吹川をさかのぼっていくと、岩を積み上げた広瀬ダムが見えてきた。昇仙峡の荒川ダムと同じロックフィルダムである。西沢渓谷はさらに上流にある。
 所要時間はちょうど一時間。十一時半前には西沢渓谷入口に到着した。終点まで乗ってきたのは、僕たちを除けば、家族連れの一組だけ。昨日は雨が降っていたから、こんなにいい天気になるとは思わなかったんだろう。
 西沢渓谷は千メートルを超える高地にある。冬期は閉鎖されているのだが、落石による橋の損傷で、長らく通行止になっていた。通行が可能になったのは、今年の四月下旬からである。
 中級者向けのハイキングコースであり、所要時間は四~五時間。幼児や高齢者にはお勧めできない。断崖絶壁を鎖を伝って進んだり、足場が悪い岩場を這ったりするから、登山靴は必須である。手袋もしていた方がいい。滑落死も起きているので、軽い気持ちで行ってはいけない。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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