ここで言うミステリというと、推理小説、探偵小説のことと考えていいようだ。広義のミステリには冒険小説、スパイ小説も入ると言われるが。 以前、江戸川乱歩の『探偵小説の「謎」』という本を読んで、ジャンルの基本である密室殺人に関して、いかに奇想を展開できるかが鍵だと思い知らされた。ミステリを書くのであれば、ミステリの作品をいかに読み込んでいるかが重要であることを、改めて感じさせられた次第である。 ミステリでは最初にショッキングな場面が描かれ、「最も印象づけたい謎を山頂に、それを支え..

 ここで言うミステリというと、推理小説、探偵小説のことと考えていいようだ。広義のミステリには冒険小説、スパイ小説も入ると言われるが。
 以前、江戸川乱歩の『探偵小説の「謎」』という本を読んで、ジャンルの基本である密室殺人に関して、いかに奇想を展開できるかが鍵だと思い知らされた。ミステリを書くのであれば、ミステリの作品をいかに読み込んでいるかが重要であることを、改めて感じさせられた次第である。
 ミステリでは最初にショッキングな場面が描かれ、「最も印象づけたい謎を山頂に、それを支える脇のネタを裾野として」配置することが大切で、「思い込みや、錯覚、先入観」を利用して、読者の推理を攪乱しつつ、核心につながる伏線を、幾重にも張っていかなければいけない。
 ミステリに限らず、新人賞を目指す人にとって重要な事柄が、編集者の立場から述べられていることが本書の特徴であり、どのような作品が期待されているかがよく分かる。ミステリ以外のジャンルを書こうとしている人にも、ヒントとなることが数多く記されている。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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