宮城・福島で震度６強

　3月16日午後11時36分頃、福島県沖でマグニチュード7.3の強い地震が発生した。震源の深さは60キロで、宮城・福島両県の沿岸に津波注意報が出ている。地震の規模としては、1995年の阪神大震災とほぼ同じである。東北新幹線の福島～白石蔵王間で脱線事故が発生した。崖崩れや火災、水道管の破裂も発生している。また、東北南部から甲信越にかけて、大規模な停電が続いている。福島第一原発、女川原発で異常が発生しているか調査中だという。
　この地震では南関東でも強い揺れと縦揺れを感じ、棚に置かれた時計が床に落ちたりした。しかも、いったん収まった後、再び強い揺れに襲われた。11時34分のマグニチュード6.4の地震に続いて、２分後の36分にもマグニチュード7.3の地震が起きた。それだけではない。１分後の37分にも、埼玉県西部でマグニチュード5.7の地震が起きている。南関東で縦揺れが感じられたのは、３つ目の地震によるものかもしれない。
　これで強い地震が終わりだとは限らない。一週間以内は同規模か、さらに強い地震が発生する恐れがある。マグニチュード６と７の強い地震が、すでに連続して起きており、その上、同程度の地震が発生が続いた場合、マグニチュード８以上の巨大地震が起きる恐れもある。東日本大震災の２日前にマグニチュード７の地震と津波が発生したあと、マグニチュード９の東日本大震災が発生したという前例があるからだ。

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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