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しまなみ海道を走る(6)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - September 01, 2023 15:00Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
大三島の多々羅しまなみ公園のレストランに入ったのだが、どうも食べたい物がない。それよりも、伯方島で見た鯛塩ラーメンの方が気になった。走り出すと、またぱらぱら来た。何だか、生口島の方から雨が追いかけてくるような。 大三島大橋を渡った。道の駅伯方S・Cパークで鯛塩ラーメンを食べた。鯛の上品なうま味を、伯方の塩が引き立て、レモンが香りを添えていた。五百数十円でこれだけおいしかったので、二人とも満足していた。 伯方島では日が差していたが、走り出すとまたぽつりと雨粒が当たった。伯方・..
大三島の多々羅しまなみ公園のレストランに入ったのだが、どうも食べたい物がない。それよりも、伯方島で見た鯛塩ラーメンの方が気になった。走り出すと、またぱらぱら来た。何だか、生口島の方から雨が追いかけてくるような。
大三島大橋を渡った。道の駅伯方S・Cパークで鯛塩ラーメンを食べた。鯛の上品なうま味を、伯方の塩が引き立て、レモンが香りを添えていた。五百数十円でこれだけおいしかったので、二人とも満足していた。
伯方島では日が差していたが、走り出すとまたぽつりと雨粒が当たった。伯方・大島大橋を渡り、行きにアオダイショウが出てきた山道に差しかかったので「間もなく蛇が出ます。爬虫類が苦手な方はお気をつけ下さい」と、僕は友人をからかった。今回は現れなかったが。(つづく)
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