凡才バカモン
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
Japanese - February 27, 2020 16:37Books Arts Society & Culture 日本文学 コンピューター ジャズ 電子本 電子書籍 文学賞 青空文庫 epub pdf 高野敦志 Homepage Download Apple Podcasts Google Podcasts Overcast Castro Pocket Casts RSS feed
仏様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。ふと御佇みになって、水の面を蔽っている蓮の葉の間から下界をご覧になると、「西から昇ったお日さまが」という音楽が聞こえて、テレビでアニメが放送されていました。名家のお坊ちゃまが幼い頃から嘘をつき続け、悪政で民衆を苦しめた上に、連日の酒宴に溺れて国を滅ぼすという話でした。仏様はお顔を上げて首をお振りになると、大きく嘆息をなさいました。「これは私の作ったギャグ漫画のパロディーか。バカボンとは薄伽梵、つまり私..
仏様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。ふと御佇みになって、水の面を蔽っている蓮の葉の間から下界をご覧になると、「西から昇ったお日さまが」という音楽が聞こえて、テレビでアニメが放送されていました。名家のお坊ちゃまが幼い頃から嘘をつき続け、悪政で民衆を苦しめた上に、連日の酒宴に溺れて国を滅ぼすという話でした。仏様はお顔を上げて首をお振りになると、大きく嘆息をなさいました。
「これは私の作ったギャグ漫画のパロディーか。バカボンとは薄伽梵、つまり私のことなのに、バカモンとは何事か。こんな悪人は来世は畜生界に堕ちて、酒池肉林の糧にされてしまうであろう」と仰せられました。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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