僕はジャズをよく聴くのだが、楽器の演奏はしないので、曲の印象を説明しようにも、比喩的な言い方しかできない。ジャズでよく使われる用語で、説明することが可能なら、本格的な批評に近づくことができるだろう。 とはいえ、言葉による説明だけでは、感覚的に理解できない。作曲家・音楽評論家の吉村浩二の『ジャズ音楽辞典』は、CDによる説明と実際の演奏例、小冊子による要点のまとめを組み合わせ、その技術を用いた楽曲も収録している。 アドリブぐらいは僕も知っていたが、語源がliberty(自由)を..

 僕はジャズをよく聴くのだが、楽器の演奏はしないので、曲の印象を説明しようにも、比喩的な言い方しかできない。ジャズでよく使われる用語で、説明することが可能なら、本格的な批評に近づくことができるだろう。
 とはいえ、言葉による説明だけでは、感覚的に理解できない。作曲家・音楽評論家の吉村浩二の『ジャズ音楽辞典』は、CDによる説明と実際の演奏例、小冊子による要点のまとめを組み合わせ、その技術を用いた楽曲も収録している。
 アドリブぐらいは僕も知っていたが、語源がliberty(自由)をadd(加える)から来ているのは知らなかった。ジャズはスタンダードの曲にアドリブを加え、エンディングでテーマ・メロディーに戻ることが多いが、曲の終わりに自由な即興演奏を行うのが、カデンツァである。
 また、フェイクは模造という意味で、元のテーマ・メロディーを崩して表現する面から示す用語で、アドリブとは微妙に異なるニュアンスを持っている。
 ジャズを鑑賞するには、耳を傾けるだけでもいいのだが、そこで用いられる技術を、用語で知っていれば、奏者の立場からも楽曲を理解できるようになるのである。


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